太陽光

太陽光パネル、すっかり身近になりましたね。
弊社の近所でも、去年までネギ畑だった場所が太陽光発電所に変わっていたり、空き家が解体されたと思ったら、敷地いっぱいにパネルが敷き詰められていたり…。そういった光景はもはや珍しくありません。

もちろん、原子力発電所がすぐ隣にできることを想像すれば、太陽光発電の方がはるかに安心感があるのも確かです。
けれど、これまで畑だった場所や、緑の山肌がパネルで覆われているのを見ると、どこか少し寂しいような、惜しいような気持ちになるのも正直なところです。

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爆発的に普及したきっかけ?

太陽光発電が一気に全国に広がった大きな要因が、2012年に始まった「固定価格買取制度(FIT)」です。
再生可能エネルギーの電力を、国が定めた価格で一定期間買い取ってもらえる制度が導入されました。
特に開始当初の太陽光発電による電力は1kWhあたり42円という高価格が設定されていたため、事業としての魅力が高まり、住宅・企業・農地などあらゆる場所で導入が急増しました。
この制度のインパクトは非常に大きく、太陽光発電は一気に“投資対象”としても注目を集めるようになりました。

太陽光発電の特徴と仕組み

太陽光発電は、その名の通り、太陽の光を電気に変える仕組みです。
一番よく発電するのは、晴れた日の昼間。特に春や秋は、日射量と気温のバランスがよく、意外にも真夏より発電効率が高くなることもあります。
ただし、当然ながら夜間は発電しませんし、冬は日照時間が短いため、季節による変動もあります。
また、真夏にはパネルの温度が上がりすぎてしまい、かえって発電効率が下がることもあるなど、“太陽が出ていればOK”というわけではありません。

なぜここまで普及したのか?

太陽光がここまで広く普及したのは、導入のしやすさが大きな理由の一つです。
大規模な設備投資やインフラ整備を必要とせず、住宅の屋根や空き地に小さな単位で設置できるという手軽さ。
また、土地の広さや建物の形状に合わせて柔軟にスケールが調整できるため、個人から企業、自治体まで、非常に幅広い層に採用されています。
再エネの中でもダントツの導入率を誇る理由は、こうした“身近さ”と“始めやすさ”にあると言えるでしょう。

ご相談について

なお、弊社では太陽光発電設備の販売や設置は行っておりません。
再生可能エネルギーの中でも比較的身近で、情報や業者も多く存在する分野ですが、残念ながら中には強引なセールスや誤解を招く説明がされているケースもあるようです。
導入をご検討の際には、信頼できる事業者選びにご注意ください。

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