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あっという間に2025年ですね。
おどろくことに、1年以上もこのホームページのブログ更新を怠っていたようです。。
本来がマメでない人間なもので、お許しください。とはいえ、そんなに見ている人もいないでしょうから、この会社の生存確認ができる程度に今後もボチボチ続けて行こうと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いします。

2024年半ばからまた新しいメタン発酵のプロジェクトにかかわることができ、しばらく継続の見込みです。もちろん地域循環型の液肥全部利用する!という前提のプロジェクトなので何とか軌道に乗るように微力ながら全力でお手伝いをする所存であります。パンデミックや戦争、紛争、気候変動被害などで世界情勢が不安定な中、モノの値段は上がるばかりで、メタン発酵プラントの建設単価もかなり上がっているのが現実です。そんな中で、採算性を取っていくというのは至難の業ではありますが、なんとかいい事例を作りたいところです。

しばらく忙しさも含めてストレスフルな日々でしたが、11月末~12月にかけてフランス・ドイツのメタン発酵プラントやバイオガス(精製バイオガス)利用についての視察に参加させていただきました。その後、年末と年始で立て続けに古い友人に会う機会があり、忙しさは変わらず(というかそのせいでますます多忙)なのですが、少し色んなことを俯瞰することができました。
カタイ感じの仕事をしているのでいつの間にやらカタさが少しずつ身について、肩も凝る一方の今日この頃でしたが、自分のユルさやフットワークの軽さをもう少し出していってもよいのかな、と。

ところで、フランスは今もすごい勢いでバイオガスプラントが増えているようです。多いケースが農家が主体で建設するメタン発酵プラントで、ガスは精製してバイオメタンとして都市ガス網に販売するそうです。政府の支援があるとはいえ、農業大国の農業者の強さを感じます。そしてやはりヨーロッパは政策づくりが上手いなぁとしみじみ感じます。制度が目まぐるしく変わるので把握するのも大変ですが、常に「走りながら考えている」感じのスピード感があります。この話題についてはまたゆっくり・・(と言って実現するかどうか甚だ疑問ですが)。

今年度から、岡山県の3Rアドバイザ(正式には岡山県中小企業3R推進アドバイザ)をさせていただくことになりました。
県では「おかやま廃棄物ナビ」というサイトを運営しており、廃棄されるものを資源として活用するためのマッチングなども行っています。
3Rとは、Reduce・Reuse・Recycle(削減・再利用・リサイクル)の3つのRのことです。
・Reduce(リデュース):製品をつくる時に使う資源の量や廃棄物の発生を少なくすること
・Reuse(リユース):使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること
・Recycle(リサイクル):廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用すること

で、3Rアドバイザって何するの?と言われそうですが、基本的には再資源化できそうな(でも現状廃棄されている)ものが出る事業所さんと、こんな資源があれば活用できるのにな、という事業所さんのマッチング支援です。マッチングシステムへの登録支援や説明などを訪問して行います。ご希望のある県内事業所さんはお声がけくださいませ。事務局は「岡山県循環資源総合情報支援センター」として岡山県環境保全事業団が行っていますので、事務局にご連絡いただいてもOKです。

食品系に特化した事業系食品ロス削減マッチングサービス「岡山フードトリップ」も今年度からスタートしています。

バタバタと年度末を終え、4月。
まずは散らかったフォルダとデスクトップ(パソコンも、リアルな机上も・・)の整理をして、忙しくて手が付けられなかった書類整理なども今のうちにやっておかねば、、と作業を進めています。

そして、昨年度開始した「加工事業」のテコ入れも。
冬に試作をすすめ、商品化したものもいくつかありますが、販売や商品ラベルなど決め切れてないことがたくさんあり、てんやわんやしています。冬場に本業が忙しく手を付けられなかったことが多々あり、ここから数か月はちゃんと加工を「事業」にできるように準備しないと・・と思っております。

商品を作ってみて、感じたこととしては「箱」「ラベル」などが意外とコストがかかること。そして、びんをリユースしたい!と思うとこれも簡単ではないこと。ラベルシールも「再剥離」タイプだとはがれやすかったり、なるべく貼るものを少なくしようと思うと、入れたい情報が入れられなかったり、四苦八苦しています。「作ること」と「売ること」を両方考えないといけないしで、なかなか軌道に乗るまでは大変そうですね・・

2月の終わりからは岡山市内の自然食品のお店に置いていただいています。店長さんがさっぱりとしたステキな方で、びんのデポジット制というなかなかに面倒なこともすんなりと引き受けてくださいました!もっと販路は増やしていかないといけないのですが、最初にいいお店に出会えたのは本当に運がよかったと思っています。

さて、屋号ですが加工品事業は「八百吉商店」(ヤオヨシショウテン)とすることにしました。地域産の野菜・果物を材料に使うので八百屋っぽいイメージと、会社のある地域「吉永」の一文字を頂いて、やおよし、です。少しづつHPを作ったりもしているので、覗いてみてください。

八百吉商店のHPはこちら→https://0831jam.storeinfo.jp/
販売してくださっているらんらん亭さんはこちら→https://ranrantei.net/

振り返ってみると、昨年は1回しかこのHPを更新できていませんでした。。。今年はまず、年初に更新します!
設立5年余り経過していますが今も時々「何をしている会社か分からない」と言われることがあるので、事業実績を追加しました。(これで何をしている会社か分かるか・・と言われると、分からないかもしれないですが・・)

昨年度は新しい事業に色々と関わることができて、面白い、楽しいことも多々あり、忙しくしんどいこともまた多くありました。今年は自社事業として始めた加工品事業も本格始動する予定です。小規模な会社ではありますが少しずつ仲間も増えています。大きなことはできないですが、ゆっくりと歩を進めていきたいと思います。新規事業については、もう少しこのHPにも載せないといけないと思ってはいますが、また後日。

では本年もよろしくお願いします。

バタバタとまた季節が過ぎ、少し落ち着いた春先、1年以上前からの計画であった農産加工品製造プロジェクト(というほどのものではないですが)を進めることにしました。ところが、コロナ禍でいろいろと機器類の調達が難しいようです。あちこちで、「○○が入らない」「納期が遅れている」という話を耳にします。じわじわと色んなものが手に入りにくくなって、この先いつか落ち着いて元に戻るのかなぁ、、と少し不安になるくらい。

... "瓶詰食品作ります" を続けて読む

なんと、いつの間にか4回目の決算を迎え、5期目に突入しました。
早いものです・・
まだまだ小さくて設立したばかりのような気分でしたので、自分が一番びっくりしています。

法人の新規創業から3年後の生存率は50%、5年後の生存率は30%なんだそうです。そして10年後では26%・・最初の5年が何とかなれば続く会社が多いってことでしょうか??5期目も何とか仕事はありそうなので、乗り越えて、10年目を目指したいところです。

まだまだ吹けば飛ぶような零細企業で、ネットワーク不足や力不足(いろんな面で!)を感じることだらけですが、試行錯誤しながらも少しずつステップアップできればと思っています。

パターン化しにくい仕事が多いので、「同じような仕事を数多くこなす」ことはできず、利益率を上げにくい悩みもありますが、その分多方面にわたって学びの多い案件ばかりで鍛えられています。今年からはまたメタンの実証にもかかわることができそうなのでメタン関連のネットワークを拡大していきたいところです。

気候変動に関するニュースです。
2021~2040年には、地球の平均気温が産業革命前と比較して1.5℃高くなるそうです。
これは2018年の予想よりも10年ほど早くなったそうで・・。2021年って今年ですよね・・
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA080YL0Y1A800C2000000/

... "とうとう・・" を続けて読む

またしても不穏なお天気が続いています。先週は給食残渣の調査で学校訪問をしていたのですが、3日目にして対象地区に大雨警報が出てしまい、学校がお休みに・・・

今のところ近隣では大きな被害はないものの、ちょっとした停電や雷雨が続き、天気予報があてにならない毎日です。日本での異常気象もさることながら、デスバレー(アメリカ)では54.4℃(!!)、カナダでも熱波で死者が出た後に山火事、ロシアでもシベリアで森林火災、そして世界各地で水害も多発していて、あまり報道されていないのが不思議なくらいです。

... "tipping point" を続けて読む

あっという間に3月になってしまい、やっと今年最初の投稿です。

会社を登記してから3年ちょっと経ち、農業や六次産業化、福祉などの分野にも当初思っていなかった形で関わりが出てきています。そんな中で、昨年の半ば頃から、この会社でも農業に挑戦したいなぁと考えるようになってきました。コンサルティング会社として、企業や自治体の支援をしてきましたが、それだけでなく、自分たちでも何かをしたい・何かを作りたいという気持ちが少し出てきたところです。

しかし、調べれば調べるほど、農業って大変ですね。就農ガイド的な資料を読み漁ったり、作物の検討なんかもしていますが、先行きが全く見込めないのです。

... "事業の目的" を続けて読む

2030年代"半ば"にガソリン車の販売が日本でも禁止になるというニュースがありました。ただ、ハイブリッド車(HV)は禁止にはならないそうです。

温室効果ガスの排出を実質ゼロにするため、という事のようですが、電気自動車を普及させても、その電源が石炭火力発電では温室効果ガスの排出ゼロにはなりません。電源構成を考慮しないことには、意味がない規制だろうと思われます。

そこで、この決定をめぐって今後どんなことが起こるのか・・思い浮かんだことをいくつか挙げてみます。

... "ガソリン車の行方" を続けて読む