コンテンツへスキップ

今年度から、岡山県の3Rアドバイザ(正式には岡山県中小企業3R推進アドバイザ)をさせていただくことになりました。
県では「おかやま廃棄物ナビ」というサイトを運営しており、廃棄されるものを資源として活用するためのマッチングなども行っています。
3Rとは、Reduce・Reuse・Recycle(削減・再利用・リサイクル)の3つのRのことです。
・Reduce(リデュース):製品をつくる時に使う資源の量や廃棄物の発生を少なくすること
・Reuse(リユース):使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること
・Recycle(リサイクル):廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用すること

で、3Rアドバイザって何するの?と言われそうですが、基本的には再資源化できそうな(でも現状廃棄されている)ものが出る事業所さんと、こんな資源があれば活用できるのにな、という事業所さんのマッチング支援です。マッチングシステムへの登録支援や説明などを訪問して行います。ご希望のある県内事業所さんはお声がけくださいませ。事務局は「岡山県循環資源総合情報支援センター」として岡山県環境保全事業団が行っていますので、事務局にご連絡いただいてもOKです。

食品系に特化した事業系食品ロス削減マッチングサービス「岡山フードトリップ」も今年度からスタートしています。

なんと、いつの間にか4回目の決算を迎え、5期目に突入しました。
早いものです・・
まだまだ小さくて設立したばかりのような気分でしたので、自分が一番びっくりしています。

法人の新規創業から3年後の生存率は50%、5年後の生存率は30%なんだそうです。そして10年後では26%・・最初の5年が何とかなれば続く会社が多いってことでしょうか??5期目も何とか仕事はありそうなので、乗り越えて、10年目を目指したいところです。

まだまだ吹けば飛ぶような零細企業で、ネットワーク不足や力不足(いろんな面で!)を感じることだらけですが、試行錯誤しながらも少しずつステップアップできればと思っています。

パターン化しにくい仕事が多いので、「同じような仕事を数多くこなす」ことはできず、利益率を上げにくい悩みもありますが、その分多方面にわたって学びの多い案件ばかりで鍛えられています。今年からはまたメタンの実証にもかかわることができそうなのでメタン関連のネットワークを拡大していきたいところです。

気候変動に関するニュースです。
2021~2040年には、地球の平均気温が産業革命前と比較して1.5℃高くなるそうです。
これは2018年の予想よりも10年ほど早くなったそうで・・。2021年って今年ですよね・・
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA080YL0Y1A800C2000000/

... "とうとう・・" を続けて読む

またしても不穏なお天気が続いています。先週は給食残渣の調査で学校訪問をしていたのですが、3日目にして対象地区に大雨警報が出てしまい、学校がお休みに・・・

今のところ近隣では大きな被害はないものの、ちょっとした停電や雷雨が続き、天気予報があてにならない毎日です。日本での異常気象もさることながら、デスバレー(アメリカ)では54.4℃(!!)、カナダでも熱波で死者が出た後に山火事、ロシアでもシベリアで森林火災、そして世界各地で水害も多発していて、あまり報道されていないのが不思議なくらいです。

... "tipping point" を続けて読む

7月からレジ袋が有料化されました。
「レジ袋だけを有料化して意味があるのか?」など疑問は数々ありますが(個人的にはお肉やお魚の発泡トレーを減らして欲しい)とりあえず「袋は有料」という事で、今まで無意識だった事を少し考えるというきっかけにはなるのではないでしょうか?

買い物に行ってみると、有料化の効果か、マイバッグ持参の方が増えているようです。マイバッグも機能的なもの、しゃれたもの、色々とありますが、すぐに捨ててしまうと使い捨ての袋よりも無駄になりますのでなるべく長い間、頻繁に使ってあげましょう…

さて、このレジ袋有料化には抜け道(?)があって、ザックリ言うと以下のような袋は有料化しなくてもよいことになっています。
① 厚手のもの(厚さ50μm以上)
②生分解性プラ性のもの
③バイオマス素材が25%以上配合されているもの

企業の中にはレジ袋有料化の前から、プラ製品の削減に取り組んでいるところも多く、生分解性プラやバイオマスプラには注目が集まっています。
バイオマスプラは、バイオマスの配合割合や厚み、原料樹脂等にもよりますが一般的に通常のプラよりも強度が低い(袋の場合、破れやすい)、価格が高い、などの特徴があります。バイオマス比率を高めていくと、どんどん「安い、強い、劣化しにくい」というプラスチック製品の利点を手放すことになってしまい・・果たしてそこまでして「プラスチック」にこだわる必要があるのだろうか?と疑問に思ってしまいます。

生分解性プラはどうなのでしょうか?これも色々な種類があるのですが、一概に「生分解性」=「環境にやさしい」という訳でもなさそうです。(バイオマスプラ=生分解という訳でもないです。ただし、バイオマスプラで生分解のものもあります。)
大手コンビニチェーンが昨年秋ごろからアイスコーヒー用のストローを生分解性プラにした、ということで、もらってみました。1月から会社の前の花壇に日付を書いて挿しているのですが・・約半年を経た今も、一向に分解する気配はありません。

疑問に思って、調べてみたのですが、どうやら好気性の環境での分解については58℃程度の温度を保った模擬コンポスト状態で何日でどの程度分解するのか、という試験が規格として使われているようです。生分解性のデータとして示されていたグラフでは28日で90%程度が分解したという事でしたが、28日間も58℃を保つ環境とは、なかなかに条件が厳しいですね。つまり自然界で放置された「生分解性」プラはかなりの期間、分解されずに残るのだろうなと考えさせられます。

海水での分解試験も、4週間程度で25%に届かない程度の分解率のようでした。

思う事は、やはり「生分解」という言葉に安易に流されてはいけないなぁということです。「エコ」や「環境にやさしい」という言葉はすでに何の意味もないほど多用されていますが、時々立ち止まって考えたり、調べたりすることが必要だと思います。

台風がまたひどい被害をもたらしました。
私の身内でも、ここ数年間、昨年の西日本豪雨、大阪の台風、千葉の台風・・と被害に(断水・屋根が飛ぶ・停電・・など)あった親戚がいて、他人事ではなくこれからはいつ何が起きてもおかしくない、と実感しています。
そして不思議なのは、これだけ「異常気象」「温暖化による気候変動」が原因であるという指摘や認識がありながら、温暖化対策が全くと言っていいほど進まないこと。

今回の台風でも被害を取り上げる報道では、今後の対策として「インフラの強靭化」が必要という専門家の見解も示されていました。気候変動に対してインフラを強化してこれまでの「想定」以上の災害に耐えるようにしていく対策は確かにある程度は必要かもしれません。また、温暖化を進行中の事実として受け止めて、適応策を検討することも必要でしょう。ただ、それ以外に、これ以上温暖化が進行しないように今まず何ができるかを国全体が全力で考えるべき時なのではないでしょうか。

最近、日本でも注目されている16歳の環境活動家Greta Thunbergがアメリカでのインタビューで、自国(スウェーデン)とアメリカで気候変動対策に違いを感じますか、と問われて、「温暖化が、自国では事実として受け止められているのに対して、アメリカでは『信じるか、信じないか』というような扱いであること」という主旨の発言をしていました。日本でも温暖化に関してはまだまだ懐疑派と無関心層が多い気がします。災害報道に、その根本原因の解明と対策を進める視点があれば温暖化に対する国民の理解や関心は一気に広がり、深まる、と思うのですが、毎回ショッキングな映像だけが繰り返され、ニュースとして消費されてしまう事が残念です。

Greta Thunberg

温暖化で、氷が解けるとか海面が上昇するとかいわれてもピンと来ない人が多いと思いますが、海面が上昇すると日本の海沿いがどうなるのか、海水温や気温が上がるとどれだけ日本の農業に影響が出て、台風の経路や強さが変わり、豪雨の頻度が増えるのか、そういった身近な情報に置き換えての踏み込んだ報道や情報提供がもっとあればいいのに、と思います。

先日、新聞に出ていた記事の見出しです。
廃プラ、産廃も焼却要請へ 環境省、市区町村に 全体の8割占める
中国が廃プラを輸入禁止とした影響で、事業系のプラごみがあふれかえっているから、自治体の焼却炉で燃やしてもらえないか・・と・・。
... "プラごみの行方" を続けて読む

大学入学で実家を離れて以来(←遠い昔です・・)、引っ越しが多いです。
1人暮らしで5ヶ所、結婚してから4か所目、近いうちにまた引っ越すことになりそうです・・

引っ越し能力検定というのがあるとすれば、私は著しく低いスコアをたたき出す!と変な自信があるくらい、片付けが苦手ですが、回を重ねて徐々にマシにはなっている気がします。 ... "き・きんぞく" を続けて読む

『地球温暖化防止活動推進員』のエコツアーで先週真庭市に行ってきました。
真庭は色々とお仕事をいただいている関係で、視察先のメタン発酵実証プラントも「勝手知ったる・・」という感じではあるのですが、仕事ではなくバスで行くとなるとちょっとウキウキ。楽しんで帰ってきました。 ... "エコツアー" を続けて読む