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豪雨災害

西日本豪雨、吉永町は特に大きな被害はなかったようです。
ちょうど、金曜日の朝に九州に向かうはずでしたが、豪雨で新幹線が止まり、ローカル線が止まり、どうにも身動きが取れませんでした。(九州入りしていたら、今度は数日間帰れなくなっていたのでしょう。)
金曜の夜は緊急速報がケータイから何度も鳴り響き、雨がひどいことも相まって不穏な雰囲気の一夜でした。

『激甚災害』に指定されるそうですが、被害の全貌はまだ分かりません。この激甚災害、毎年のようにどこかであるのですが、地震は長期的な地殻運動の時期によるものとしても、台風や豪雨の頻発は気候変動と関係があるのでしょうか?

もし気候変動(いわゆる『地球温暖化』)と、豪雨災害や台風が関連があるとすれば、温暖化対策は防災対策として、もっとドラスティックに進めるべきなのではないでしょうか。防災対策というとハザードマップの作成、堤防や避難所の整備、といった被害を最小限にするための対策、いわゆる対症療法的な対策をまず思いつきますが、国も自治体もそこは熱心に取り組みを進めているようです。ただ、原因療法的な視点で、防災対策として温暖化対策を進めましょう、という動きはあまり見られない気がします。

経済界への影響を忖度しすぎて、規制に踏み切れない現状は、結局温暖化の傍観者=加担者(もちろん、私も含め、です)を野放しにしているのと同じです。そのツケは運悪く豪雨災害や台風として誰かにやってくる、というのはどうなのでしょう。そしてその『経済界』の誰かも、工場の浸水や交通網の麻痺などで被害を被ることになるとしたら、ちょっとスケールの大きなロシアン・ルーレットみたいです。

海外に目を向けると、脱原発へと舵を切ったドイツ・台湾・スイス・韓国。大型スーパーの食品廃棄を禁止したフランス。 使い捨てプラスチックの規制に踏み切るヨーロッパ。プラスチックごみの輸入を禁止した中国。 ポリ袋の製造や販売、使用を禁止したケニア・・。『先進国』に限らず、環境対策に取り組む大きな動きが多々あります。

もう『先進国』と言えるのか微妙なポジションになってきた昨今の日本ですが、ここは『環境先進国』を目指す方向で、大きな流れを作っていくべきなのではないでしょうか。公害や天災を多く経験している日本から発信できる技術や情報は多いはずです。(カジノなんかより、もっと大事なことたくさんあるんじゃ・・)

自分や、身の回りの大切な人が被害にあわないですむならば、使い捨てのストローがなくても、コンビニやスーパーにたまに品切れの商品があっても、ペットボトルの飲料が少々高くてデポジット制になっていても、がまんできる気がするのですが。そんな保証はないにしても、温暖化対策をきちんと考え、進めることが将来リスクを減らす事につながるはず・・です。

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