しばらく前に人工肉について書きましたが、別の切り口でデジタル食というのが始まっているようです。
味・食感・見た目をデータ化して、『フードプリンター』で再現するという・・
デジタルおでん、寿司テレポテーションなどちょっとビックリなプロジェクトが盛りだくさん。実際におでんの大根は試食もされたとか・・
http://www.open-meals.com/index.html
材料は「ゲル」だそうです。様々な食感の再現性が高く(柔らかくも硬くもできる)、味も色も自由につけられる。栄養素も好きなように調整できる。そうか~なるほど!とは思いますが・・どこまで再現できるのでしょうね。
何を食べても、どんなにおいしくても、結局のところ「ゲル」か・・とも思いますが、完成度が高いと気にならないかもしれないですね。。
それにしても科学技術の進歩ってすごいですね。今の子供たちの世代がおじいちゃん・おばあちゃんになる頃には、みんなデジタル食を食べているのでしょうか。その時代にまだ「農業」はあるのでしょうか。
加工品の原料をついつい見てしまう人間としてはデジタル食の材料になる「ゲル」が何で出来ているのか、というところが気になりました・・
遺伝子組み換えや、昆虫食、培養肉、そしてデジタル食・・食の「多様化」は文化や気候を越えて根本から「食」の概念を変えつつあります。自分が口にするもの・自分の体を作るもの、が「どこから来た何」なのか、知ること・選ぶことを意識していないといつの間にか昔の映画「マトリックス」の世界に住んでるみたいになりそうです。